景福宮の二番目の正門、フンネムンです。 スムンジャン(守門将)の交代式を見ましたか? 今はキョンボックン開放時間の間 毎時零分ごとに、交代式のようすを再現してお見せしていますが、 朝鮮時代には 2時間に一回ずつ、20~30人の軍人たちが交代して 鉄壁の防備を誇っていたのみならず 出入国管理所のように所持品の検査も徹底的にしていました。 勿論、エックス線探知機はありませんでした。 何回か移動された光化門とは違い フンネムンは完全に撤去されたのですが 2001年、ついにもともとあった場所に帰って来ました。 その間、どこに行っていたんでしょうか? 1914年、フンネムンは撤去され その場所には 強制で竝合された「朝鮮」を管理するため 日本の「朝鮮総督府」の工事が始まりました。 1926年、「朝鮮総督府」が竣工し 以後、70年間、朝鮮総督府は「中央庁」、「国立中央博物観」と 名前を変えながら、韓国の歴史の重要な一角を占めていたのですが 1995年完全に撤去されます。 そして 2001年、消えたフンネムンは徹底的な考証を通じて生まれ変わりました。 その事情をご存知ない方々には 単なる復元されてほどない門のひとつですが 韓国人と日本人には特別な場所ではないでしょうか? あ、ちょっと、 フンネムン、どちらから入って来ましたか 朝鮮時代には フンネムンの真ん中の扉は王様だけが通ることができました。 フンネムンに向かって西側の扉は、 虎の刺繍を胸にした武臣(ぶしん)の方々が、 東側の扉は、 鶴の模様の刺繍を胸にした文臣(ぶんしん)の方々が出入りしたと言います。